<学校から地域から>
立命館慶祥中学校(江別市)*記事を読み1分間スピーチ*新聞掲載目指し投稿

掲載日:2007/09/24

新聞投稿を意識してまとめたスピーチを披露する生徒

 多くの学校が授業前後の時間帯に学級でスピーチを行っている。江別市の立命館慶祥中一年五組は一分間スピーチを原稿用紙にまとめ、発表後、新聞に投稿している。掲載を意識することで内容に社会性が増し、生徒に意欲が高まっている。

  一年生は全五学級が一分間スピーチを行っているが、五組は担任の細川典敬教諭の発案で作品を北海道新聞の小中高生投稿欄「みらい君の広場」に応募している。

  毎日、交代で日直に当たった生徒二人が四百字詰め原稿用紙一枚にまとめたスピーチを披露する。一人ずつ授業前と授業終了後に発表する日と、二人が授業前に行う日があり、取材した日は北出雅人君と後藤奏(かなで)さんの二人が授業前に行った。

  北出君は携帯電話をめぐる事件について「高性能のネット端末を持ち歩いている自覚を持ちたい」と語り、後藤さんはロンドン塔に女性衛兵が就任したことに関して「女のくせに−と言われない社会であってほしい」と述べた。スピーチが終わると細川教諭が「家庭内でも話し合ってください」などと感想を語った。

  スピーチの題材は新聞や雑誌の記事から取り、この日は北海道新聞の女性衛兵に関する「卓上四季」と携帯電話問題を扱った連載「教育 希望を求めて」が選ばれた。

  題材は、以前は前日の日直が決めていたが、社会性、話題性のあるものにしようと、二学期から細川教諭が切り抜いた新聞記事などを前日に教室内に掲示。記事内容の要約を百字、自分とのかかわり百五十字、自分の意見百五十字でまとめるよう指示している。

  同校では家庭学習の課題の作文を学年全員で投稿することもあり、昨年から北海道新聞への投稿数は八百件を超え、七人が掲載された。

  採用分には図書券が贈られるが、これをためて、図書の寄贈など、何かの社会貢献をすることにしている。

  細川教諭は「社会性を持たせるとともに読み手を意識した文章が書けるようにしたい」と投稿の狙いを説明する。一方、生徒も「文章が新聞に載ることで中学生の現実が多くの人に分かると思う」(北出君)、「投稿は自分の力を試せるので良いこと」(後藤さん)と受け止めている。

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